タイプ2の第3世代 T3です。
T3は79年に誕生、FF化の噂もあったそうですが、その味でもあるRR方式は存続されることとなり、後に最後のリアエンジンとなったモデルです。
当初カラベルの名でヤナセより販売されていましたが、90年よりバンとワゴンの造語であるバナゴンの名称でデリバリーされました。
今回ご紹介するT3はオーナーさんが新車で購入されたワンオーナー車です。
約18年間バナゴンはアシにレジャーに家族を乗せ元気に活躍してきました。
平成19年11月に抹消登録ながらも時折エンジンをかけ、コンディション維持に努めています。
エンジンはこれまでノントラブル、現在も不具合なく快調です。
よって大きな修理の履歴はありません。 基本的なメンテにて好調を維持してきています。
ミッションも何ら問題ないとの事でした。
これまでの記録簿が数枚あります。
外装は珍しい落ち着いたブラウンのツートンです。
未だキレイに保たれています。 塗装はオリジナルですが、ルーフは白にペイントしています。 こちらは暑さ対策だそうで意外や効果は絶大、クーラーを効率的に使うには有効なようです。
外観からは大きなキズは見られません。 またサビや腐り等の傷みも確認できませんでした。
大きな事故による修復はありませんが、左のドアからフェンダーにかけてキズが付いたので板金・塗装を行っています。
内装はほとんど傷みのない非常にキレイな状態です。
3列シートの7人乗り、各シートには肘掛が付いており快適です。 前シートはウエストファリアに見られるような回転対座式となっており、セカンドシートと向き合えるようになっています。
シートは大変キレイ、破れや大きな汚れはありません。 ヘタリも感じず座り心地も良好です。
天井にはクーラーの吹出し口があり、汚れはありません。
土禁でしたのでカーペットもキレイです。 また禁煙も守ってきました。
クーラーは過去に効きが悪くなり、約6年前にクーラーユニットを交換しました。 現在は年度ごとのガス補充を必要としながらも効きは問題ないそうです。
現在装着されているタイヤはスタッドレスです。 ノーマルのホイール付き4本がありますので、どちらもお付けいたします。
リサイクル券(11870円)と自動車税の月割りはご負担をお願い致します
オーナーさんはこのバナゴンから買い替えのため次期車両を購入したところ、その乗り味の良さが忘れられず、抹消をしながらも、わざわざ専用のスペースを作り保管する選択をしました。 しかしやはりそこは実用車、乗らずに置いておくような事ではもったいないと今回売却する決断に至りました。 四角いボディは見切りがよく、また高回転での伸びは望めないものの出足のトルクが大きいエンジン特性も手伝って非常に運転しやすいそうです。 オーナーさんが惹かれたその乗り味とは・・・ほんの少し走らせて頂きましたが、乗り心地のよさが印象的でした。 段差でも不快な振動が伝わるような事はなく、高いアイポイントからの視界も快適さのプラス要因となっています。 また特筆すべきはその静粛性、また振動の少なさもリアエンジンによる恩恵を十分に受けられている印象でした。 オーナーさんがこのクルマに求めるものは変わらない価値観だそうで、現代のようなハイテクこそ備わりませんが、広く取られた空間や柔らかさがかもし出されている雰囲気こそ、今も色あせることのないこのクルマの最大の魅力と感じます。 癒されるクルマと表現されていましたが、田園風景の中をトコトコと走る姿を見ると、誰もがそんな気分になれると思いました。
18年もの間ともに暮らした思い入れの深いバナゴン、この良さを分かっていただける方にお譲りしたいのが希望です。
実車は埼玉県杉戸町にあります。