昭和47年式 4ドアハコスカです。
登録は47年9月となっています。 この月にはケンメリにモデルチェンジされていますので、ハコスカとしては最終モデルです。
ほぼフルレストアと言ってもよいほど、このハコスカのコンディションは上々です。
平成18年9月に購入され、約半年レストアに時間を割いています。
掲げたコンセプトは極力オリジナル、ノーマルの状態に戻す事、それをキレイな状態で乗る事。
エンジンやボディパーツはこのクルマのものを使い、パーツはできる限り新品を用いて組み上げています。 特に見えない、組んでしまってからでは交換がままならないパーツには新品を使うことで信頼性が高まると、この辺りからもしっかりとした方向性がうかがえるレストアがされたクルマです。
レストアの内容としては、まずボディです。
こちらはいわゆるドンガラの状態にして、板金・塗装を行っています。
その際に分かったのは、ベースとして過去にも大きな修理の跡やパテでの修正、またサビも少なく、元々が状態の良いクルマであった事だそうです。 そこからレストアをしてきていますが、この時に拘ったのがパテを極力使用しない事。 後のことを考え外装ではここにポイントを置きました。
現在も非常にキレイに保たれています。 ボディにはサビ浮きも発生しておらず、傷みの類は全く見られません。 塗装も問題なくツヤも申し分ない状態です。 右ドアにタッチ跡がありますが、それ以外はキズも確認できませんでした。
パーツでは前後バンパーやレンズ類は新品に交換済みです。 モール類もしっかりしています。
またガラスはリアには熱線入り、ガラスはブルーガラスです。 当初ガラスは部分的に無色のものが入っていましたが、コンセプトに従い全面ブルーガラスに統一してあります。 またリアの熱線はしっかり機能するとの事でした。
雨天未使用ですので下回りも汚れが少なくキレイでした。
内装もしっかり手が入っています。
シートは状態のよいものに入れ換え、ダッシュ・コンソールは新品、天井張替え、またカーペットも新品を使用しています。 シートは前後とも破れはありません。 ドア内張りを始めその他の部分も傷みはなし、非常にキレイで快適な内装に仕上がっています。
エンジンはノーマルスペック、キャブ等の変更もされておらず、ここでもオリジナルへ思いが感じられます。 エンジン本体はチューニングを行わずにOHをしています。 配線やホース類は新品を使っています。 マフラーも新品に交換、ガソリンタンクも新品です。
ミッションは4速から5速に載せ換えています。 こちらは現代の交通事情に合わせたもので、利便性を考え変更することにしました。
タイヤはホワイトリボン付き、こちらもようやく探したアイテムです。
また当初なかったホイールキャップも探して付けました。 結構な金額したそうですが、この組合せで当時の雰囲気に近づけることに成功しています。
ラジオはAM、しっかり動作します。 またリアに置かれたスピーカーも新品を手配しました。
ETCが備わっておりますので、このままお付けします。
その他パーツとして純正ハンドル・ドアステップ1セット・ペダルゴムが2個ありますので、こちらもお付けできます。
リサイクル預託金と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。
レストアやモディファイは人それぞれの趣向がありますが、クルマを見てここまでノーマルの状態に戻した事にオーナーさんのハコスカへの強い思い入れが感じられます。 仕上がりも非常にキレイで新品パーツを多く使用しているせいかヤレを全く感じない、むしろ当時の新車の雰囲気さえ感じられる印象です。 懸念されるパーツも現在でも比較的揃うそうで、レストアがしやすいところもハコスカの魅力のひとつとの事です。 実際にドライブしていただきましたが、エンジンは乾いた音を奏でおり好調さがうかがえました。 スペックはノーマルですが、上り坂でもパワフルさ感じます。 あえてチューニングをせずにノーマルの状態にしっかり戻すことで当時のオリジナルの良さを享受する、そんなところもこのレストアのポイントのようでした。 パワーも十分ながら燃費もこの時代にしてリッター当たり10km程度走るそうですから、エンジンにも抜かりはないと言ったところでしょう。 ボディ・機関ともコンディション良好ですので、しばらくはこのままの状態でハコスカの走りが楽しめそうです。 2000GTの4ドアセダンを忠実に作ることを目指したハコスカ、ノーマルの趣をしっかり感じ取ることの出来る1台です。
実車は群馬県桐生市にあります。