1966年に日産がプリンスを吸収合併してから2年後の1968年8月、3代目スカイライン(C10系)が“ニッサンスカイライン”の名となって登場します。最初は1500cc(プリンス系エンジン)のエンジンを積むおとなしいセダンのみという設定でしたが、その2ヶ月後に直列6気筒のL20エンジン(ニッサン系エンジン)を搭載した2000GTが登場。翌年2月にはS20(プリンス系エンジン)搭載のGT-R、8月には1800cc(プリンス系エンジン)を追加するなどバリエーションを徐々に拡大していきます。
その中にあってスカイラインGT-Rは1969年のJAFグランプリTSレースにデビュー以来2年と10ヶ月で50勝の金字塔を打ち立てた名車となります(これを“スカG伝説”といいます)。
合併当初はその存続さえ危ぶまれたスカイラインでしたが、“スカG伝説”と「愛のスカイライン」というコピーを掲げたプロモーションの効果によりブルーバードを凌ぐ人気車種になりました。
今回ご紹介する車両は、スカイライン2000GTハードトップモデルです。しかし、それはベースが2000GTモデル、その中身はGT-Rを意識したL28を搭載した改造モデルです。
オーナーさんは、昨年の8月に滋賀県にある旧車では有名なショップで、一式レストアが終わった車両を購入します。
そのレストアの内容は、L28エンジンをボアアップし、排気量を3.0Lとします。もちろんエンジンの中身はOH、N42ブロック/N42ヘッド使用、カムシャフトはカメアリ73A、インテークマニホールドビックポート加工、燃料装置はソレックス44Φの3連キャブレターを装着、クロモリフライホイール装着、クラッチにはニスモの強化シングルクラッチ、トランスミッションを4速→5速に換装、フロントブレーキにタイプMブレーキローター&キャリパー装着、車両の塗装など広範囲に渡ります。
フロントサスペンションは車高調、リヤサスペンションにはGABの8段ショックが入っています。
ボデーは大変きれいな状態です。錆、塗装の浮きなど一切ありませんでした。サイドシル部もきれいです。もちろんフロアもきれいな状態です。バンパーのメッキにも曇りはありません。定番の前後のオーバーフェンダー、フロントスカート、リヤスポイラーで武装されています。
内装は、オリジナルを重視しながらモディファイされています。インパネセンターにDefi製の水温計と油圧計が装着、ナルディのステアリングホイール装着、レカロシートなどが装備されています。
最近行なったモディファイは、フロントガラスを強化ガラスから合わせガラスに、リヤガラスは白ガラス(GTR用)に変更しています。もちらんウェザストリップ、モールなども交換しています。また、クラッチマスターシリンダーとレリーズシリンダーを交換しています。
休日は早朝より、お近くをドライブするそうです。キャブレターの吸気音、エキゾーストノートを聞きながらのドライブは現代の車では味合うことはできません。ぜひ、この機会に車をドライブする喜びを感じてください。
更新記事:2008.5.27
前後のオーバーフェンダーをボデー同色に塗り替えました。また、リヤシートのほつれを専門ショップにて補修しました。
屋根付き車庫に保管。車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。