マーク2は風格と軽快さえを兼ね備えたジャガーのスポーツサルーンです。
コンディション良好なこのマーク2は、当時の趣を感じるのに十分な仕上がりを見せています。
そのコンディションからしてフルレストアと言ってよいでしょう。
エンジン、ボディ、内装、全てに手が入っています。
ほぼオリジナルですが、現代の交通事情に合わせ安全性も考慮した普段にキチンと走れる旧車をコンセプトに掲げたクルマでもあります。
レストアの経緯としては、購入時にはショップにてエンジンとボディはほぼ手が加えられていた状態で、残る内装をオーナーさん自らの手で仕上げたものです。
レストア完成後の平成18年3月に車検を取得、現在もそのコンディションが維持されています。
まず目を引くのが、非常にキレイな外装です。
ボディはドンガラにし、板金・塗装をして仕上げています。
特筆すべきは塗装の良さです。 これにはオーナーさんも絶賛しており、メタリックの入り方やオリジナルのボディラインを崩さない丁寧かつ高い技術での作業が十分に感じられる仕上がりとの事です。 現在も大きなキズやサビ、傷みの類は見受けられません。 メッキパーツも輝きを失っておらず、塗装のツヤも十分で外装は申し分ない状態です。
内装は、あらゆる箇所に木が用いられ、これぞジャガーと言った雰囲気をかもし出しています。
こちらはオーナーさんがコツコツと手を入れてきており、どこを見ても未だ傷みはありません。
ウッドパネルや窓枠などに多用された木もキレイにレストアがなされています。
シートはツヤのあるタイプで仕上げています。 これには好みもあるようですが、こちらも破れやスレなどなく、座り心地も柔らかな印象を受けました。
その他天井、ダッシュ、床とも問題なく、状態は良好です。
シートベルトは3点式を備えています。
エンジンは3.4リッターが搭載されています。
ジャガーのレストアを得意とするショップにて整備が行われています。
特別にチューニングが施されているわけではありませんが、オリジナルをベースに普段にも使えるような仕様にしてあります。
エンジン本体は無鉛ハイオク仕様としてあります。 元々シール類のないジャガーのエンジンですが、無鉛仕様にするに当たり日産のVGエンジンのシールを使用、これらを追加する事によりオイル下がり防止にも効果があるそうです。
オーバーヒート対策も抜かりはありません。
電動ファンを追加しており、そのセンサーは信頼性の高いデンソー製(中東向けのカローラ用)を用いており、これをラジエターに直接差し込んでいるため、設定の温度に狂いなくファンが回り始めます。 結果真夏のクーラー使用でも水温計が振れることなく、オーバーヒートの心配は全くないそうです。
その他、ダイナモをオルタネーター(70A)に交換、ハーネス類も新品に交換しています。
エンジンは現在も好調を保っています。
このモデルでは珍しいクーラーが備わっています。
こちらはオーナーさん自らが取り付けたワンオフものです。 コンプレッサーにはワゴンR用を使用、配管は苦労したそうです。 噴出し口をビルトインする事も考えたそうですが、オリジナルの内装を崩したくないとの事から吊り下げ式を選択しました。 効きは現代のクルマほどではありませんが、真夏でも汗をかかない程度には効くそうです。
Fブレーキは4ポッドキャリパーにしてあります。
またブレーキフルードにはシリコンを使用しています。
ブレーキオイルでは、万が一こぼれた場合に塗装を傷める可能性があるのと、効きもシリコンの方が向上するとされているのが理由です。 よってオイルと混ぜると問題がありますので注意が必要です。 これらの相乗効果か、ブレーキは効くようになり、踏んだ感じもしっかりとした印象だそうです。
パワステはラック&ピ二オン式に換装しています。
こちらは現行のジャガーのパーツを採用しており、剛性感が向上しています。
これまで雨天未使用、保管は屋根付き車庫です。
純正工具、センタースピンナー(車検時に必要)が付属します。
現在不具合は見られませんが、ラジオは不動です。
オリジナルでは+アースを、−アースに戻しており、その影響だそうです。
それ以外の電装品で−アース化による問題はありません。
実際の搭載エンジンまた外観とも3.4ですが、車検証では排気量が2480ccと記載されています。 車検については、これまでは問題なかったそうです。
リサイクル券はそのままお付けしますので清算は不要です。
自動車税のみ月割り負担をお願いします。
クルマは走らせてこそ価値がある、がオーナーさんの信条。 レストアを行ったショップも同様のコンセプトの元、普段でも乗れるマーク2を目指し仕上げた1台です。 取材時に撮影場所まで乗せていただきましたが好調さは十分に感じられました。 レストアがされたキレイな内外装も、しっかり走らせてこその雰囲気だと感じました。
聞けばオーナーさんはジャガーを何台も乗り継いでおり、マーク2はこれで3台目だそうで、その中でもこのクルマは最も良いコンディションとの事でした。 とりわけマーク2に関しては、木を多用したその過剰とさえ思える演出にも見られるように、どこかヨーロッパの部屋に居るような感覚を覚える室内と、随所にあしらわれたメッキパーツとボディラインが組み合わされた風格のあるデザインが最大の魅力との事でした。
大体のウィークポイントはつぶしてあるそうですが、やはりそこは旧車、維持してゆくにはそれなりの心構えが必要でしょう。 実用性もしっかり考慮された仕上がりのマーク2、このコンディションを維持していただける方を求めています。
実車は埼玉県川口市にあります。