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ジネッタG4
1961〜1963
年式
車検
21年10月
走行
不明
備考
並行車
長さ
3510mm
1390mm
高さ
1050mm
重量
540kg
排気量
1490cc
取材日2007年11月25日

ジネッタは、1957年にイギリスのクルマ好きのウォークレット四兄弟、ダグラス、トレバー、ボブ、アイバーによって始まります。
まずはG1、しかし試運転の際、家を出たところでクラッシュしてしまいます。
次のG2は、鋼管スペースフレームにフォードの1.1リッターエンジンを載せ、高い評価を得ることになります。
1960年にはFRP製のボデーを採用したG3が登場、翌年の1961年にはジネッタの最大のヒット作であるジネッタG4がロンドン・レーシングカーショーでデビューします。
G4はラウンドチューブのスペースフレームにアイバーがデザインしたFRPのボデーを被せた小さなスポーツカー、デビューと同時にサーキットにも姿を現し、話題を集めます。
1964年にはワークスドライバーだったクリス・ミークによって1シーズンに8回の優勝、2位を6回獲得するなど素晴らしい戦績を収めます。さらにホームグラウンドである英国スネッタートン・サーキットでは当時のレーシングマシンであるポルシェ904が保持していたコースレコードを軽々と塗り替えるなど目覚ましい活躍を見せます。
レースでの戦績はすぐに人々の話題となり、すぐに市販車にもフィードバックされ、年間台数も増加、最終的に500台以上の生産が記録されています。
1964年にはG4Rが登場します。4輪独立サスペンション、4輪ディスクブレーキが採用され、ロータスツインカムエンジンが搭載されます。そしてこのG4Rでのレース活動と同時に1966年には本格的なレーシングカーG12が発表されます。
ジネッタ12はミッドシップ・エンジンレイアウトを採用。デビュー戦のシルバーストーンでのレースからいきなりラップ・レコードを樹立、続くスネッタートンでもクラス優勝、また翌年にはブランズハッチで7リッターのシェルビー・コブラ、4・7リッターフォードGT40という強敵を打ち破るなど数々の輝かしい戦績をおさめ、レース界に一大センセーションを巻き起こしました。オリジナルのG12は50台ほどの生産が記録されています。
1990年に(株)ジーエフティよりG4、G12の再生産を依頼されることになり、トレバー、アイバーそしてトレバーの長男であるマークによりDARE(Design and Research Engineering)社が設立され、2年余の歳月をかけ、オリジナルの作り手によってG4、G12が復活となります。

さて、今回ご紹介するジネッタG4は、オリジナルのFIAペーパ付きの車両となります。この車両、ファクトリー(イギリス)を出てからオランダ、ドイツ、日本と渡り歩きます。特にドイツにおいてはヒストリックカーレース界で有名な方とパートナーを組み、数々のレースに参戦したようです。それらの内容は、単行本やカー雑誌などでも紹介されています。
日本では、神戸に住む方がファストオーナー、この方は公道ラリーに参戦されていたそうです。そして現在のオーナーさんはレース参戦オンリーということでこれからヒストリックカーレースに参戦したい方にとってはこれ以上にない車両だと思います。
また、ナンバーが付いていますのでサーキット場まで自走できます。現オーナーさんもサーキット場までは自走されていました。
ボデーのFRPは4回塗り替えてあります。これは現オーナーさんが塗装の際、全面剥離の途中で調べたそうです。フレームはラウンドチューブではなく、スクウェアフレームとなっています。当初からスクウェアフレームだったので特別作製された車両だと思われます。ジネッタの泣きどころであるリヤサスペンションのアブソーバー取り付け部にはガゼットで補強、錆止めの塗装はオーナーさんご自身で施されたそうです。
エンジンはフォードの109Eエンジン、ウェバー45Φのツインキャブとなっています。トランスミッションはノーマルの4速マニュアルです。エンジンは2回オーバーホールを実施しています。1回目は茂木サーキット走行中に軽い焼き付きがあり、悪い個所の修理とドライサンプの設置を実施したそうです。2回目はエンジンの性能アップが中心です。2回目のオーバーホールはジェイクラフトで行なわれます。排気量は1591cc、圧縮比10.6〜10.9、馬力はシャシダイナモで123PSを発生します。北海道スピードパーク(HSP)を46秒台で走ります。
足回りにも手が入っています。ショックアブソーバはSPAX製に交換、ハーフシャフト交換、クワイフLSD取り付け、フロントブレーキキャリパー交換、ブレーキローター交換、ブレーキパッド(EBC製)交換などです。
コックピットはオーナーさんの好みの仕様となっています。インストルメントパネルセンターにはスタック製のタコメーターが鎮座します。レブリミットは7200rpmに設定してあります。サイドにはスミス製のスピードメーターがあります。ゲージは220kmまで切ってあり、ロータス26R用のメーターと聞いています。運転席シートも26R用、助手席シートはFRP製の成型シートとなっています。助手席の奥にはバッテリーがありました。
トランクには燃料タンク、燃料ポンプがあります。燃料ポンプは2個設置してありますが現在は1個のみの使用となっています。
ホイールはミニライトにオーダーで作製、タイヤはエイボンのヒストリックオールウェザとなっています。

現在、不具合が一箇所あります。それは燃料計と燃料の残量が合わないという内容です。ヒューエルセンダーをオーナーさんが自ら修理したところ抵抗値が変わってしまったそうです。(でも故障のうちには入らないと思いますが)

以下に現在までのメンテナンス歴の概略を記します。
1998年
・26R用シート装着+加工、フレームボルト付け(ボルトを上下でピッチ加工、頑丈です)
・ウイランズ4点シートベルト取り付け×2
・ウェーバキャブレター(45Φ)×2
・助手席カウル作製
・シャシフレームの錆び止め
・サブタンク作製(アルミ製)
・FIAMホーン取り付け
1999年
・エンジンオーバーホール(1回目)
2000年
・ドライサンプ化
・インストルメントパネル作製+メーター類交換
2002年
・ホーシングオーバーホール
・ラジエター作製
・フロントブレーキキャリパー交換
・アップライト交換
2004年
・ディストリビュータ、コイル、ポイント、プラグコード交換
・エンジンマウント交換
・タイロッドエンド交換
・燃料ポンプ交換×2
・クワイフLSD取り付け
・ハーフシャフト交換×2、強化加工
・ミニライト製アルミホイール装着
・全塗装
2005年
・デカール類作製
・ドライブシャフトのミッション側オイルシール交換
2006年
・エンジンオーバーホール(2回目)
・ハブベアリング交換
・ブレーキマスター交換
・強化マウント交換
・ドライバッテリー交換
・ブレーキホース交換
・ブレーキローター、パッド交換
・フロントブレーキキャリパーOH


更新記事:2008.5.3
以下はオーナーさんのコメントです。
某ショップの走行会で鈴鹿を走ってきました。初めてのコースでスプーンと130Rは最後まで攻めきれませんでしたが、2分37秒台のラップタイムでした。(早いのか遅いのか良く判りませんが・・・コースに慣れれば後3〜4秒は短縮できると思います)14周程連続走行しましたが、全く問題無く水温95度、油温85度前後で安定しておりました。


屋根付き車庫に保管しています。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
ボデーカラーはブリティッシュレーシンググリーンです。
デカール類はドイツでレースに出ていた頃にモディファイされています。
フロントウインドーはハーフウインドーです。
車体下は整流を考えたアンダーカバーが装着されていました。
   
内装はレーシーな雰囲気です。
インストルメントパネルはジャガーDタイプをモデルにして作製してあります。
   
機関にトラブルはありません。
エンジンも一発始動です。
暖気運転は必要ですが暖まってしまえば街乗りでも支障はありません。
でも、周りの視線は気になると思います。
エイボンタイヤのサイズは5.0/22.0-13、ホイールはミニライトのアルミホイールが付いています。
ご夫婦でも乗れるように助手席用カウルがありますのでお付けします。
でも乗るときはヘルメットを被ることをお勧めします。
映像はHSP走行時のものです。
   
 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

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