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| □■ ダイムラー ダブルシックス ■□ イギリス最古という歴史を持つ、ダイムラー。 戦後、1960年代のイギリス自動車業界の再編に伴ってジャガーの傘下となりましたが、そのイギリス最古の伝統は消されることはなく、今もジャガーの最高級ラインを預かるブランド名として受け継がれる由緒正しい出自です。 ブランドホルダーのジャガーといえば、現在ではイギリスを代表する高級セダンの代名詞として有名。 どちらかというと、イギリスのウッドとレザーの組み合わせの車というイメージが先行している感もありますが、1951年のルマンでの初出場、初優勝という快挙を皮切りに、1950年代を通じて5回の優勝を攫うなど、現在にも引き継がれるモータースポーツへの参戦を常に行っている先鋭的なメーカーという面もあります。 その一方で、高級セダンのメーカーとしてもイギリス自動車業界の再編に伴う数回の吸収合併をくぐり抜け、確固とした地位を着々と固めてきました。 その中で、ダイムラーは1960年、BSAグループよりジャガーに売却されたのです。 そしてこのブランドネームを残すモデルとして発表されたのが、ダイムラー ダブルシックスでした。 ピニンファリーナが関わったと言われる、流麗で存在感のあるエクステリアを持ったシリーズ。のボディ。基本的には、ジャガーXJ12と同じバッジエンジニアリングで供給されたモデルです。 その外見上の違いは、ダイムラー伝統のフロントグリルとトランク上部の波型のデザインに集約されています。内装でも細かい差異がありますが、大きな違いと呼べるほどではありません。 しかし発表当時、XJ12よりも高価な価格設定がされており、これは、この『ダイムラーを所有する』という、オーナーのプライドを守るためとも言われていました 。 今回ご紹介の車両は、低走行のベースに手を入れているうちに、細部の仕上げなどに我慢ならなくなり、いつしか『新車かそれ以上のコンディションが目標』というレベルに到達してしまったというお車です。 □■ 外装 ■□ もともとは都市部の女性オーナーのお車だったそうですが、そのため走行距離も伸びておらず、車体全体のコンディションは良好な車両であったそうです。 しかし、ボンネット、ルーフ等に塗装の劣化が見られたため、現オーナー様が購入後すぐにご友人のボディワークショップに持ち込み、補修塗装を行いました。 ご存知のように、抑揚の大きな有機的なラインを描くダブルシックスのボンネット。毎日工場に日参して職人さんと相談を繰り返し、納得の塗装になったとのことです。 その際気になったのが、ボンネット裏のインシュレーターの裏などが、純正の時点で無塗装であるなどの点。他の部分も見ていくにつれ、『高級車なのに細部の仕上げがおざなりだなあ』と思われたそうです。 これでは劣化しまうと、あわせて塗装を行い、インシュレーターを新品交換するなどされました。 その他のおざなりな部分もどうしても気になり、その後も外装のメッキモールやドアハンドル、バンパーをフロント・リア共に新品交換するなどして仕上げてこられました。 仕上げるうちにこうしたこだわりが止まらなくなり、いつしか『新車より新車らしいダブルシックスに』とお考えになるようになったとか。 スカッフプレート、ホイールのセンターエンブレムなどの小物から始まって、キャタライザー以下のマフラーも新品交換、ウィンカーも同様に、フロント・リア共にユニットごと新品交換されており、その仕上がり具合は一見の価値があります。 仕上がり後は雨天未使用。 ですが、ウェザーストリップ、ワイパーブレード、ゴムなどはヘッドライトワイパーなども含めてすべて新品にて交換されています。 『雨の日には乗らないから、無駄だけどね。でも、色あせちゃったりすると格好悪いでしょ。そのへんはこだわってます』とオーナー様。 普段の保管にはボディカバーをしっかりとかぶせ、拭くと傷がつくからとお庭にエアコンプレッサーを常備して、圧縮空気で埃を飛ばすという気の使いようといえば、その仕上がり具合と保存状態はご想像いただけるかと思います。 当然、傷らしい傷も見当たりません。是非お写真からご確認ください。 □■ 内装 ■□ まさに樹と皮革の英国ラグジュアリーの世界。 後席の意匠などを見ても、BMW7シリーズなどよりショーファードリブンに寄った性格がよくあらわれています。 内装でも、天井の張替え、灰皿の新品交換などの整備が行われており、現状気になるところがありません。 後述しますが、エンジンを降ろしての整備の際、エアコンのコンデンサ、エキパンが新品にて交換されており、その他6連奏CDチェンジャなどのアメニティ装備も含めて不具合はありません。 外装などと同様、気を使って維持されているのが良くわかります。 ダッシュ中央のトリップコンピューターも新品交換されており、計器類にも不動はありません。 内装スイッチの部品など、新品の手持ち部品がいくつかあるそうですので、見学時にご確認ください。 □■ 機関・足回り・その他 ■□ エンジンを降ろしてエンジンルームの清掃、徹底的なホース類の新品交換が行われており、ちょっとびっくりするほど。 当然、機械的に気になる部分は見当たりません。 むしろ、本来未塗装だったり、メッキが施されない純正のエンジン部品に、塗装とメッキ(装飾クロム)を施し、エンジンに貼付されるステッカーなども新品取り寄せで交換されているため、まるで別物のエンジンに見えるほどの綺麗さです。 正規ディーラーのメカニックさんに見せても『良くぞここまで』と感心されるそうです。 ホース類、ボルトにも手持ちの部品がありますので、こちらも見学時ご確認ください。 また、純正とヘインズのテクニカルマニュアルもお持ちですので、付属となります。 排気系では、キャタライザー以下マフラーをこちらも新品交換しています。 足回りでは、ブレーキホース、マスターシリンダー、パッドを交換。 キャリパーはオーバーホールされています。 タイヤは新品にて交換したばかり。今のところ交換する必要はありません。 オートドライブアクチュエータ 、エアバルブなども交換されており、エンジン降ろしを機会に相当の手が入れられています。 機関部電装部品でも、PSポンプ、スタータモーター、オルタネータもOH済み。 バッテリーをはじめとしてオイルPスイッチ、フューエルPレギュレータ、エンジンマウント、ATマウントなども新品にて交換され、現状不具合はありません。 当時の作業の様子などを記録した写真などもお持ちですので、見学時にご確認ください。 オーナー様も、『それでも説明しきれないほど手を入れた部分があるので、是非実車を見ていただきたい』と仰っていました。 □■ その他 ■□ 足車にジャガーにもお乗りで、以前からイギリスのラグジュアリーセダンに情熱を注いでおられたオーナー様。 しかし、ご家族の車が増えるなどして保管場所の都合が出てきたため、今回のご出展となりました。 やれることはほぼやりきってしまったということもあり、『同好の士が乗り継いでくれれば』とのことです。 たまに調子を見る程度に使用されているそうで、若干距離は伸びます。 個人からの出品ですので、消費税はかかりません。 2006年4月より、自動車税の月割返還が廃止されました。そのため、購入者の方は名義変更月以降の自動車税をご負担いただきます。 お車は栃木県宇都宮市近郊にあります。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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| 276万円 |
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