74年にデビューのシトロエンのフラッグシップモデルのCXです。
一見してハッチバックと見られるスタイリングは独立したトランクを持つセダンで、空力に優れた流麗なデザインは凹面のリアガラスなどの特徴を見せています。
85年には外観の変更を中心としたマイナーチェンジが行われシリーズ2へと発展します。
ご紹介のCXはシリーズ2、CXではほぼ最終年式です。
個人売買にて平成15年に購入、前オーナーはほとんど乗らずに保管していたそうで、そこから手を入れて現在のコンディションに至ります。
外観では前オーナー所有時に全塗装がされています。 ほぼ同系の色ですがボンネットの中の色と比較すると若干違いが見られます。 小キズなどはありますが傷みの類は見られません。 バンパーは樹脂のため多少のクスミがありますが、全体的にはキレイに保たれていると感じました。
内装はダッシュがベージュ、シートはアイボリーと明るい印象を与えます。
柔らかさをもたらすシートは破れや大きな汚れもなく良い状態です。 ダッシュやメーターパネルなどにもヒビはありません。 内張りや天井もキレイで内装も問題なしです。
機関にこれまでトラブルはありませんでしたので修理の履歴はありません。
ベルトは外れにくいようにテンションプーリーを増設しています。
ハイドロ系も今のところ機能上の問題はありません。 購入時にハイポンプとスフェア4箇所は交換しました。 またリターンホースの交換もしており常に状態のチェックはしてきています。
エアコンはコンプレッサーを交換するなどの修理はしましたが、CX特有と言われたコンプレッサーにかかるベルトの滑りが生じて効きが悪くなる状態だそうです。 短い距離では効くそうですが、長時間使用するような状況では修理が必要との事です。
サンルーフは問題なく動作します。
ただそれを囲うモールに欠けがあり洗車時などの大量の水では漏れる時があるそうです。 多少の雨では問題ないのとドレンを詰まらないようにしておくのが良いとの事でした。
キーレスはありません。
リサイクル券(¥14050)と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。
乗り心地の良さに定評のあるCXを実際に運転させていただきました。 柔らかく包み込まれるようなシートとハイドロによる乗り心地はまさにシトロエンのそれと言ったものです。 低速での細かな段差は拾うものの速度が乗ってからのゆったり感はならではのものでしょう。 セルフセンタリングのパワステやスイッチによるウインカーなどのアイテムにより特徴が楽しめます。 シトロエンとしては最後の純潔モデルであるCX、その独特な存在感を味わってみてはいかがでしょうか。
実車は群馬県大泉町にあります。